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ラテン系会社員、先生になりました。


by チャー先生

ロストジェネレーション。

子ども達との別れから立ち直れず、くさっていた土曜日。
派遣時代の仲間と久々に集まる。
三人とも同い年なので、話は尽きない。
その中で、一番盛り上がったのは、

「私達の年代はどうして、いい思いをすることがないのだろう?」

ということ。
女子大生ブームには若すぎ、高校を卒業する頃になって女子高生ブームが起こり、
就職は氷河期で、やっとのことで仕事を軌道に乗せたら少子化が騒がれ、
「なぜ産まないのか?」と特集を組まれちゃったりなんかする。

ある作家がその時代の恩恵を受けることを、「時代と寝る」と表現していたのだが、
私達は寝るどころかチェンジ・チェンジ・またチェンジ・・・なのである。
そのせいかどうかわからないけれど、私と同じ年頃の子たちは、わが道を行くタイプが多い。
会社という組織にまったく期待していない人も。
そうじゃなきゃやってられなかった、っていうのもあるだろうけど。

私達は「ロストジェネレーション」、という名のついた世代らしい。
いろいろ調べてみると、「バブル世代と違って逆境に強い」とか、「負け組の言い訳」という
辛辣な意見もあり、評価はいろいろ。
香山リカ氏は「貧乏くじ世代」と称し、同名の著書があるようだ。

貧乏くじ・・・。個人的にはこの表現の方がしっくりくるなあ。
でもそれが今の世の中、と思って生きてきたから、当たりくじを持っていった他の世代を
うらやましいと思ったことはないんだよね。負け惜しみでもなんでもなく。
ちやほやされ続けてそうじゃなくなった時を不満に思うよりは、何事にも小さな幸せを
感じられるからいいんじゃないの?という感じの結論に至る。

その後はなぜか美容の話題で盛り上がり、温泉合宿の話が持ち上がった。
帰り道、沈み気味だった心がだいぶ軽くなっていることに気づく。
持つべきものは友人だな、と改めて仲間達に感謝した。
by songbirdm | 2008-03-25 00:35 | 思うこと。