ラテン系会社員、先生になりました。


by チャー先生

大きくなったね。

メトロポリタンで踊り子に呼ばれたのと同じように。
何かに呼ばれる、という現象が、またまた起きました。
地元の商店街に置いてある、フリーペーパー。
いつもは素通りなのに、なぜかその日に限って1部持ち帰ってきました。
うちに帰ってびっくり仰天!
イチオシアーティストの欄に大きく載っていたのは、学生時代に
家庭教師をしていた女の子だったのです!
記事を読むと、昨年インディーズでデビューをしたとのこと。
そうかあ、がんばってるんだなあ。
思わず涙がにじんでしまいました。

初めて教えに行ったのは、彼女が中学生の時。
大きな瞳で人をまっすぐ見つめる、とても繊細な子でした。
その後高校生になってから、改めて定期的に勉強を教えに行くことに
なったのですが、このあたしがまじめな授業をするわけもなく
映画や音楽や、お互いの彼氏の話などをしながら楽しい時間を
過ごしました。

びっくりするほど感受性が鋭く、大きな声でよく笑う優しいNちゃん。
部屋には自分が描いた絵と詩がいくつも貼ってあり、
才能豊かな世界は既にそこに見てとれました。
多くは語らなくても、歌手になりたいという気持ちは強く伝わってきていて。
そうそう、私が歌をはじめられたのも、彼女が先生を紹介してくれたのが
きっかけです。

どうしているかな?と思いながら、もう家庭教師ではないのだからと
あえて連絡をせず数年が経ち。
まさかこんなカタチで再び出会うとは思いませんでした。

ちょうど下北沢で路上ライブがあると記事に書いてあったので、
花束を持って、会いに行きました。
まるで彼女は昨日会ったように「あれ、Mさん?」とごく自然体。
そしてとても喜んでくれました。
考えてみたら、家庭教師に行ってた頃の私と今の彼女はほぼ同い年。
あたしゃただ年をとっただけですが、彼女は今やシンガーソングライターです。
才能と、それを存分に伸ばそうとする努力のたまものですね。

もう少しで雪が降るという寒さのなか、笑顔を絶やさず歌う彼女。
それはかわいいNちゃんではなく、意思と覚悟を持ったひとりの女性の姿でした。
大人になったんだなあ、がんばってきたんだなあと思っていたら、
またまた涙が・・・。
だめですね、最近感動することが多くて(笑)

ライブの後、ファンの人ひとりひとりに「ありがとう!」と挨拶をするNちゃん。
少しでも足しになればと思い、立ち止まって聴いていた若者数人に
「この子すぐメジャーになるから、今CD買っといたほうがいいよ」と声をかけ、
物販の列に並ばせるという半強制的(笑)な裏営業をしてみました。
写真のシャッター押しもすすんでやってたので、いろんな人に「事務所の方ですか?」と
言われる始末。
態度でかいからねえ、どこ行っても・・・。

数日後、丁寧なお礼のメールが彼女から届きました。
同じタイミングで友達から、「Nちゃんが表参道のスクリーンに出てたよ!」という
メールが。
彼女は今日もどこかで、歌っています。ひまわりみたいな笑顔で。
そしてそのことを思うだけで、心がとってもあったかくなるのです。
[PR]
by songbirdm | 2006-02-18 15:45 | うた。