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ラテン系会社員、先生になりました。


by チャー先生

NY1日目:後半

<前半の続き>

ガラガラとダサいスーツケースを押しながら、ダンススタジオに到着。
お目当てはMaria Toressのビギナーズサルサのクラス。
今日予定通りクラスがあるかどうかを確認し、時間までひとやすみ。

バレエがメインのこじんまりとしたスタジオだが、とても居心地がいい。
スタジオの雰囲気って、やっぱり好きだなあ。

時差ぼけもあってぼんやりとしているうちに、サルサのクラスを受けるらしき人たちが
集まってきました。
なんと・・・男性が圧倒的に多い!!軽く女性の2倍はいるでしょうか。

さすがレディーファーストの国アメリカ、男性がリードせねばという意識が
強いのかもしれません。
サルセーロくん人口の少ない東京からみたら、うらやましい限り。
連れて帰ったら私のサルサの師匠、マダムYが泣いて喜ぶだろうなあ(笑)

Mariaは小柄なヒスパニックの女性で、とてもキュートな先生。
スペイン語と英語で交互に説明をしながら、にぎやかにクラスが進みます。
NYのサルサは、ON2というステップのスタイルが主流。
普段はON1で習っている私にはリズムが逆になるのですが、間違っても
全然気にならないくらいとにかくクラスの雰囲気が楽しいのです。
「うまくなる」ことより「楽しもうね!」というムードがみんなから伝わってくる。
ベーシックのクラスなので中には「???」な踊りをしている人もたくさん
いるのですが、とにかく全員がニコニコしています。

途中でなぜかおやつが支給されたり、先生のコミカルな口調でみんなが
爆笑したり。
だーれも難しい顔をしている人がいない。

大切なことを学びました。

そしてやはりアメリカ、とてもほめ方が上手です。
日本のレッスンで注意されてばかりの私でも、"Perfect!","Excellent!",
"Georgeous!"とはてしなく言葉をかけられます。
どこがゴージャスなんだか・・・と思いますが、言われたら嬉しいのは事実。
もっと踊ろう!って思えますよね。

しかし初級の時点を見ただけでも、日本人のサルサにおけるレベルは相当高いと
思いました。やはりまじめな国民性、きちんと練習するからでしょうね。
最後は全員でパートナーワーク。
いろんな人種の男性と踊っているうちに、ああNYに来たのだなと
ようやく感じることができました。

終わって着替え、またスーツケースをガラガラと押して出てきた私に、みんなが
「なんでそんなにいっぱい荷物を持ってるの?」と質問。
「さっき日本から来て、空港からまっすぐ来たの」と言ったら、
"I can't believe! How brave you are!!"
"You are great! It`s amazing!"
と、めちゃんこ驚かれました。

アマゾンの奥地ならともかくNYは都会なんだから、
そんなに大げさに驚かなくてもさ・・・と思いましたが、
どうやらアメリカ人にはひとり旅というものがあまり一般的ではないようなのです。
(後からmaikoさんに聞いて判明)
なので、小さい女の子(に見えるらしい)がスーツケースを担いで乗り込んできた
というのは結構な驚きに値するようでした。
フロンティアスピリッツも現代のアメリカにはあまり残っていないのかもしれませんね。

そんなこんなで午後10時、チアの練習が終わったmaikoさんが迎えにやってきました。
お互いに汗だく&化粧もはげていましたが、そんなこと構わずHugの大嵐。
あたしたちはこれでいいのです。

まっすぐタクシーでmaikoさんの住むQueensへ。
踊り疲れたおかげで時差ボケもなく、速攻お休み3秒で夢の中。
長い長い一日がようやく終わりました☆
by songbirdm | 2006-01-20 04:03 | I Love NY!