ラテン系会社員、先生になりました。


by チャー先生

上海リポート 洋服を作る編つづき。

筆の置き時間が長くなりました。すみません。

中に入ると、小さく区切られた店舗にはどこも生地の反物でぎっしり。
西日暮里と言ったけど、中野ブロードウェイの2階から上って感じの雰囲気です。
サンプルはほとんどチャイナドレスですが、館内を歩くとスーツを頼んでいる
イタリア系男子数名を発見。

スーツが作れるはずならワンピースは絶対、と確信し、ローカルの多いお店では
めずらしくいい笑顔で接客しているおばちゃんの店で作ることに決めました。

で、
私→中国語ほとんどできない。英語少々。
おばちゃん→英語はYes、No、OK程度。もちろん日本語通じない。

そんな状況なので、展開される会話は以下のとおり。

私:「えっとー、ウォー シャン ディンズォ リェンイーチョン、ブーヤオラー チーパオ」
   (訳:ワンピースを作ってください、チャイナドレスはいらない)
おばちゃん:「OK、シャオジェ!※※※※※?(理解を超える中国語のため不明)」
私:「わかんないんだけどー、クァンシー イーヤン ヂョー」
   (訳:デザイン、同じ、これ  と言って持ってきた服を見せる)
おばちゃん:「OK!※※※※※?」
私:「え?丈?このくらいでー、広がる感じ!」(もはやオール日本語)
おばちゃん:「ハオ、ピャオリャン!」 (訳:いいね、きれい!)

異文化コミュニケーションに必要なのは、情熱と気合なのです。

値段は仕立て代込みでワンピースが350元(約4375円)、
スカートが280元(約3500円)。
本当はここで価格交渉をするのがチャイナスタイルなのですが、
オーダーのリクエストを伝えることにかなりのエネルギーを費やしたことと、
100%シルクの服がオーダーでこの値段だったら十分安いと思ったので
今回はそのままお願いすることにしました。

次に生地選び。
親切なおばちゃんが似合う似合う、と言って生地を山ほど持ってきてくれるのですが、
紫に赤!とか緑に金の龍柄!とか何とも中国的華やかなデザインが多いので
「ウォー シーホァン バオ イエンスー」(訳:私、好き、薄い、色)  
と何度もくりかえし、日本でも着られそうな柄を選びました。

商談がまとまったら、おばちゃんがどこかに電話をかけます。
カタログ見て座って待ってて、と促されたので昭和40年代的懐かしデザインが並ぶ
ファッション雑誌をめくって待つこと10分。
無愛想な丸首白シャツのおじさんが、肉まん片手に現れました。
何事かと思って最初は驚きましたが、どうやらおばちゃんは接客専門で、
サイズを測って作るのはこのおじさんのようなのです。

お昼食べてたのにごめんね、とカタコトの中国語で言ったら、急に破顔一笑。
肉まんを生地の上にじか置きして、てきぱきとサイズを測ってくれました。

できあがりは4日後とのこと。そんな早くできるの?と半信半疑でしたが
おじさんもおばさんも「だいじょぶよん」といたって余裕。

で、できたものがこちらです。
ワンピースは一目ぼれした生地で2着作りました。
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スカートはおばちゃんおすすめの生地(黒×赤)と仕事でも着られる黒で。
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満足です!

帰国してから何度か着ていますが、褒められることも度々ありうれしさ倍増。
しかも「中国で作ってきた」というと、
「こんなにかわいい服作れるんなら、上海行ってみたい!」
と言ってくれる人もいます。
大好きな街のよさが伝えられるのは、私にとっても嬉しいことです。

あ、おばちゃんが「日本で宣伝してね~」って言っていたので、
お店の詳細書いておきます。

十六舗面料城 1楼107号舗(←1階の107号にあるお店。すぐわかります。)
李 松林(Li Song Lin)

お土産やで売っているようなシルクのポーチなども安いので、洋服を作らなくても
行ってみる価値ありの場所ですよ☆
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by songbirdm | 2011-09-19 19:44 | I Love Shanghai!