4/8 (金) おめでとう、にありがとう。
2005年 04月 08日
今夜は待ちに待った大学院の入学式。
すでに忙しくなりつつある仕事を高速回転ですませ、夕暮れの街に飛び出しました。
入学式は大学のとなりにある附属の小学校で行われたのですが、会場に向かううちに何やら言いようのない懐かしい気持ちがこみ上げてきました。
そこではじめて気がついたのですが、私はここの系列である地方の教育大附属の小中学校に通っていて、場所は違えど自分の母校と雰囲気が全く同じだったのです。
講堂に入ったらステージの幕と校章まで同じ。
子どもながらに「ださいなー」と思っていたレイアウト(ごめん)がいまだに存在することにも驚きましたが、そんなこんなで式の前から涙が出そうでした。
今日は小学校の入学式もあったらしく、壁には子どもたちのかわいい字で
「にゅうがくおめでとう」と大きく書いてありました。
それを見たとき、私は誰にも聞こえないように言いました。
「ずっときらいって言っててごめん。これからちゃんとがんばるから。」
私の家族のほとんどが卒業している地元の付属校。
実は、あまり好きではありませんでした。
でも。
ずいぶん大人になってからこの大学に縁があったことで、
いろいろなことが今につながっているのだと思うようになりました。
それはまるでさんざん好き放題やって帰ってきた放蕩娘を、
親のように温かく迎え入れてくれたような感じで。
自分の今までの生き方や家族のこと、歩いてきたなかで得たものや失ったものを
もういちど見つめなおしてごらん、そして新しくいろんなことに挑戦してごらんと
学校全体に励まされているような気がしたのです。
大人になって戻ってきた私には、これから何ができるでしょうか。
カウンセリング専攻は23名の入学、式のあとは先生も一緒に缶ビールで乾杯。
窓の外では夜桜がお祝いしてくれました。
☆本日の読書-「生き方上手」 日野原重明
by songbirdm
| 2005-04-08 23:37
| 大学院生活。